パニック障害があると、運動で心拍数が上がっても大丈夫なのか不安になる方もいるかもしれません。
「心拍が上がる=パニック発作につながるのではないか」と心配になるのは自然なことだと思います。
私の場合、筋トレやウォーキングなどで心拍数が上がること自体を怖いと感じたことはありませんでした。
その理由の一つは、以前読んだ本の影響です。
運動で心拍数が上がることへの考え方
以前読んだ
脳を鍛えるには運動しかない
(著:ジョン・J・レイティ)の中で、
有酸素運動によって心拍数を上げることが、不安やパニック発作の動悸に慣れる助けになる、という内容を知りました。
そのため、運動で心拍数が上がることは、むしろ脳にとって良い刺激だと考えるようになりました。
実際に運動してみた体感
ウォーキングなどの有酸素運動や、筋トレなどの無酸素運動を行ってみても、心拍数が上がったからといって気分が悪くなることはありませんでした。
心拍は徐々に上がり、運動をやめれば自然に下がります。
そこに「コントロールできない怖さ」はありませんでした。
パニック発作の動悸は質が違う
一方で、パニック発作の動悸はまったく別物です。
ドンドンと体の内側から響くような感覚があり、
- 吐き気
- 呼吸の苦しさ
- 頭が混乱する感覚
などを伴うことがあります。
私の場合、初めて発作が起きたのは電車の中でした。
突然、強い動悸が始まりました。
その後、発作を繰り返すうちに「また起こるのではないか」という予期不安が生まれました。
予期不安が出てくると体の内側から気持ち悪さが広がり、徐々に動悸や吐き気が強まり、発作へとつながっていく――そんな流れでした。
筋トレの心拍と発作の違い
筋トレを続けて感じたのは、同じ「心拍上昇」でも意味がまったく違うということです。
パニック発作の動悸は、コントロールできない感覚があります。
しかし運動による心拍は、
- 自分で上げて
- 自分で止められる
という感覚があります。
今のところ、筋トレ中にパニック発作を予期したことは一度もありません。
「このまま発作になるかもしれない」と感じたこともありませんでした。
まとめ:心拍そのものより“不安”が影響していたのかもしれない
私の場合、「心拍そのもの」よりも
「この心拍は危険なのではないか」
という不安のほうが発作を強めていたのかもしれません。
運動の心拍は、自分の意思で上げて、自分の意思で止められる。
その感覚があったからこそ、パニック発作とは結びつかなかったのだと思っています。
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